| ジルバというダンスがあって、これは英語で書くと「Jitterbug」となる。いらいらする、びくびくする(jitter)虫(bug)のような動きのダンスというようなことだろうか。余談ですが、これを日本風に読めば当然「ジッターバグ」となるところ、このダンスに限ってはネイティヴな発音(それ風に発音してみると、なるほどジルバと聞こえなくはない)がどういうわけかそのまま日本語の表記になっている。ちょっと不思議。
そんなダンスの名前を冠された、フレッド・アーボガスト社の「ジッターバグ」というプラグが名作であるということに異論はないと思う。
このプラグのフロントに付いた大きな金属製のカップがあの何とも言えないアクションを生む。ところがあのカップ、元々は水中へとプラグを潜らせるために開発されたものだったとか。それをたまたま逆に使用したところ、ジルバのように踊った、と言うことらしい。
この秀逸なシステムを良く言えば応用した、悪く言えば盗んだのが、津波ルアーズのネオ・ビーツ・シリーズだ。
もちろん開発当初、そのままではいけないと考えて、いろいろと工夫を凝らしたものだ。うちらしい形をいろいろと考えてみたり、波の刻印を考えてみたり・・・そうこうしているうちの出来事である。
本来こういうカップは固定するために3本のビスをうつ。それにカップのRに合わせてボディーのシェイプをいくらかは考える。ところがプロトタイプは無精して2点で止めていた上に、ボディーのフロントのシェイプは切りっぱなし。そんなわけだったから、使ううち、ビスが緩みカタカタと動くまでになってしまった。
これが、カップが水を受けてカポカポ、さらに可動するためにアルミリベットと触れ合ってカタカタカショカショ、ノイジーなサウンドを発するネオ・ビーツ・シリーズの発端なのでした。
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