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西表島 Day 1
10/10/01/Fri.

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 石垣で「メキシコの衝撃」や中島らも&Mother's Boysの映像を撮ってもらった金岡氏と旧交を温める。氏はつい数ヶ月前に居を移したのだそうだ。

 3日ほど前に突然その旨のメールをもらって驚いた。彼は俺が3日後に西表に行く予定であることは知る由もなく、そう返信したら「虫の知らせ?!」と彼も驚いたのだった。奇遇とはあるもんだ。

 一年ぶりの西表は変わりなく俺を迎えてくれたように見える。さて、明日は早速、地球丸中村君と一緒に川で釣り。彼とは去年も偶然一緒だった。さて、今回はどんな釣りになるのでしょう。
  • (2010-10-01 19:10:49)
Papua Niugini (10/08/21-26) Report 6
10/09/04/Sat.

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 サッチーはあまり奇麗な魚ではないとは言うけれど、パプアンバス(現地ではブラックバス)は俺には雄々しく猛々しい魚に見えた。おそらくは釣り上げられて観念してしまうと生命観を失うナーバスな魚なのだろう。そのせいでどうにも美しく見えないのかもしれない。それでもこれが悠々と力強く泳いでいる様は容易に想像がつく。

 また会ってみたいと思うのだ。

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 ただし、PNGと言えども、やはり「スレる」とうことは起こるのだそうだ。御存知のように、釣りの世界で言う「スレる」とは、魚のエサやルアーに対する反応が鈍る、あるいは魚の数そのものが減るということで、要するに釣れにくくなることを言う。このアロア・リバーだってディープ・ダイバーのトローリングでしか釣れない、などと言うことは、昔はなかったかもしれない。

 それは未開の地を開拓した、同じくPNGのニューブリテン島のロッジにおいてもそうらしい。以前オーストラリアのバラマンディーに関しても聞いたことがある。西表島もしかり、アマゾンだって例外ではないだろう。

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 未開の地ほど、釣ったり穫ったりするだけで、魚を増やすということはおそらくしていないと思うから、俺たちがこうして釣りに出かけることは、すなわち魚が減ると言うことで、それはとても寂しいことである。そういうことを俺たちは充分に意識しておくべきことのような気がする。
  • (2010-09-04 22:38:32)
Papua Niugini (10/08/21-26) Report 5
10/08/31/Tue.

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[VOON] PapuanDance
(ダンスの模様が聴けます。最後のジングルはVOONというサーバのもので、録音した音源とは違います。)

 現地で意外に感動してしまったのがダンスである。

 PNGには言語がなんと数百あると言われている。ロッジのピーターにいくつの言語をしゃべれるのか?と聞くと、英語を含めて確か6つか7つだと言う。どうやらこれが普通のようだ。PNGにはその昔より、とにかく多様な民族と幾百の部族が少人数でまとまって暮らしていたらしい。隣の部族としゃべる言葉が違うなんていうこともあたりまえのようで、部族に伝わるダンスだってそれぞれなのである。

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 宿泊したロッジが歓迎のために招いてくれたのはふたつの部族。なんと二夜連続公演である。今回釣りをしたアロア・リバーの上流に済む部族なのだそうだ。

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 ダンスがあったのは2日目と3日目の晩。実を言うと、今すぐにでも寝てしまいたいほど疲れていて、ダンスを観る余裕なんてなかったのだけれど、観ないわけにはいかない事情があった。他にもギャラリーがたくさんいたとは言え、泊まっていたのは俺たちふたりと食堂の床を借りて寝ていたガイドのチャーリーのみで、つまりこれは俺たちのための歓迎式典なのである。

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 PNGの住民は誰もが朴訥でしかもフレンドリー(田舎だけなのかもしれないが・・・。ガイドのチャーリーによると、ポートモレスビーは犯罪も多くて危険だとか)である。あまり下心のようなものも感じない。カメラを向けても、時には恥ずかしそうな視線を向けるものの、概して機嫌良く応えてくれる。ロッジの人たち(一家でロッジやガソリンスタンド、それから併設する万屋のようなものなんかを経営しているようだけれども、どれほど家族がいるのかは不明。とにかく大家族であることは間違いない。)は特に親切なのだ。

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 それにしてもこのプリミティブなダンスには観る価値があった。少し涙がこみ上げて来たほど。シンプル過ぎるくらいシンプルなパーカッションが紡ぐワンパターンのリズムと、繰り返される短いスパンの歌唱は、はるか悠久の時を思わせる。

 2日目にふと気づいて、iPhoneのソフトを使って録音したので、上に貼ったプレイヤーのボタンをちょいっと押してみて欲しい。あまり褒められた録音ではないけれど、いくらかは伝わるのではと思う。

 今日はこのくらいで、また後日。
  • (2010-08-31 19:36:16)
Papua Niugini (10/08/21-26) Report 4
10/08/30/Mon.

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 PNGの人の多くに共通するのは歯が赤いことである。老若男女、誰彼かまわず赤い。赤くない人もいるにはいるが・・・。どうやらこれはその他東南アジア諸国にも見られることのようで、それらの国を訪れたことのある人ならピンとくるはず。

 これが俺にはどうしてかわからず、何らかの食生活に起因するものだろうということくらいにして、滞在中はそれ以上考えないでおいた。ほんとうに短い滞在で、とにかく釣りに集中したかったから。

 ところが旅の終盤、いろいろなことからひとつの推測に至る。

 ロッジの部屋の壁に「No Smoking」と張り紙があって、よくよく見るとその下に「and Chewing Betel Nuts」とある。ベテルナッツ(「ビートルナッツ」との記述もあるが、現地で俺が聴いたのはこっちだったような気がする)とは彼らがよく口にする木の実のこと。これとマスタードと呼ばれる芋虫のような植物の実とライムと呼ばれる粉を一緒に食う。食うというよりはしがむ。まさにチューイングするのである。

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 これはどうやら煙草のような嗜好品らしく、例えば挨拶代わりに「どうだ?やるか?」というような感じでこれをやりとりしたりもする。緑の木の実と白い粉と、赤い色とは最初は結びつかないが、よくよく見るとこれらをチューイングするうち口の中で赤くなるようだ。これは飲み込まずに溜まった大量の唾と一緒に吐き出す。

 3日目ともなると、疲れて眠いらしいガイドのチャーリーは煙草とこれを交互に頻繁にやる。やるとときどきハイになるのだ。俺もよっぽどやってみようと思ったのだけれど、腹を下しそうな気がして結局止めた。

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 帰って調べてみると、ベテルナッツはつまりビンロウジュ(ビンロウヤシ。ビンロウはそういえば聞いたことがある)の実で、キンマ(コショウ科)と石灰を加えて噛むと覚醒作用があり、弱い酒や麻薬のような効果があるとのこと。食欲が減退するので貧しい地域の嗜好品である、ともあった。

 ビンロウヤシの種子には5種類のアルカロイドが含まれているそうだ。マスタードとの記述はあまり見当たらなかったけれども、これはおそらくキンマと呼ばれるものと同種の香辛料の一種、あるいは日本でいうところのマスタードと同じものなのだろう。そのせいか、どこに行っても誰も彼もが香辛料臭い、とも思ったな。

 世の中にはいろいろな嗜好品があるものだ。首都のポートモレスビーの公共の場所では公衆衛生上の理由で禁止されていたり、健康被害もやはりあるのだそうだ。

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Doors

 ところで、ニューギニア航空に乗って成田に着いた時、機内で流れたBGMはドアーズの「Light My Fire」だった。思わずハッとした俺である。

 俺がいた中島らも&マザーズボーイズでオープニングによくやったのがこの曲だった。真っ暗の暗転からイントロが始まる。どうでもいいが、ギターのフレットが見えなくて苦労したもんである。

 その曲に中島らもが付けた歌詞はこうだった。

 俺はいないって 君はいうけれど
 ただの影だって 君はいうけれど
 それなら ここへ来て 心臓にさわって
 ビートを感じて ハートに火をつけて

 到着のBGMにこれをわざわざ選んだのだとしたら、なかなかシュール。ニューギニア航空はあなどれない。
  • (2010-08-30 14:43:40)
Papua Niugini (10/08/21-26) Report 3
10/08/28/Sat.

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 トローリングのやり方はこうである。

 まず、ディープダイバー(リップのついた、割と深く潜るルアーをこう呼ぶ)を流れに乗せる。キャストはしてもしなくても良い。この時、ボートはエンジンでゆっくり流れを遡っている。いわゆるエレキ(正式名称はまさにトローリングモーターだったと思うが)はボートには付いていない。

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 30馬力ほどのトーハツ・エンジンはエレキよりも音はデカいし振動もあるとは思うのだけれど、川幅も狭くそれほど深いとは思えない上流でもこれで釣れてしまう。しかも、100mとか200mの距離を上ったら、最初の地点まで結構なスピードで戻って再び釣り上がることも珍しくない。いったいここの魚はナーバスなのか無神経なのか・・・そのへん謎だ。

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 ロッドを手に持ったまま、ディープダイバーをひたすら流れのままに泳がせる。根がかりがはずれた瞬間にバイトがあったりもするから、たまには少ししゃくってやってもいいかもしれない。リアクションバイトを誘うわけだ。

 ガツンッとか、ガキッとか、そういう感触でバイトがあると、即座にロッドを立ててフッキングしファイトする。一旦バイトしてミスしても、その後しばらくで追い食いすることも。

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 これでブッラクバス(パプアンバスは現地ではパプアンバスとは呼ばれずこう呼ばれる。ちなみに5〜6lbならば市場で30キナ、日本円でおおよそ千円ほどするのだそうだ。車のドライバーがそう言って嬉しそうにキープした魚を持って帰った)とか、バラマンディー(俺たちは釣れなかったけれど)とか、キャットフィッシュが釣れてくる。

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 このオーストラリア製のディープダイバーは結構軽いということもあるのだけれど、これをサッチーが果敢にキャストしたものの不思議と釣れなかった。トローリングにしか反応がない。トローリングすると、これが比較的イージーに反応がある。トローリングは割と流芯付近を流すから、中央部の比較的深くて流れの強いあたりに魚が集中しているという予測も成り立つ。

 釣れてくる魚より反応しない魚の方が多いと思うから、このマッディーな川面の下、流芯付近には魚がひしめきつつ同じ向きを向いてわらわらと泳いでいるのでは、と想像してしまったら少し不気味でもあった。

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 それにしても、渡航前「5.5ftくらいの棒のようなロッドを持参して下さい」とツアー代理店からメールで指示があったのは、考えてみればこのトローリングを想定してのものだったということだ。これで合点が行く。

 このロッドに関する指示とか、超太軸フックの装着の指示、それからいろいろなサイトの断片的な情報をかき集めて、膨らませた予測はほとんど妄想と終わったのだった。その妄想に基づいたルアーに至ってはほとんど役に立つことがなかった。滑稽ではある。

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 しかし、先にも書いたように、ガイドの親玉のジェイソンが帰り際に言うには、水質のクリアなガルフという河ではキャスティング、しかもトップにも反応があるのだそうだ。今回のアロア・リバーからどれほど離れているのか知らないが、とにかくそこで釣りをする選択肢もあったということ。彼らと代理店がどうしてそこを紹介しなかったのかは不明。

 かくして俺は、いつかもう一度PNGに行ってそのガルフ・リバーに、あるいは別のトローリングしなくてもいい河に行く決心をするのである。
  • (2010-08-28 22:37:23)
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