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Lake El Salt 2010 Day 1
10/03/17/Wed.

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 アラスカ航空でマサトランへ。

 アラスカ航空の尾翼に描かれた人物はよく見ると毛皮のフードを被ったエスキモーだと思うのだけれど、いつ見てもアフロヘアーで眉毛が太く髭面のオヤジに見える。多くの人がそう思っていると思うし、当のアラスカ航空だってそのことに気づいているはず。このトレードマークにはよほど変え難い重要な意味があるのでしょう。

 ところで、飛び立つ前、隣に座ったメキシコ人夫婦がお祈りするので、不意に「ああ、飛行機というのは落ちるものなのだ」という考えが頭に浮かんだ。そういう瞬間が訪れたとしたら、どういう気分のするものなのだろう。

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 万が一そういうことになって何かに生まれ変われるものならば、木になってみたい、と突然思った。そうしてやがて大木になる。動くことができないことも苦痛でないなら素晴らしい。それどころか何があっても動じない。悪くない考えだ。

 着陸した瞬間、隣の夫婦が今度は感謝の祈りを捧げる。どこからか安堵の拍手が起こり、周囲も呼応する。こんなことはここでは初めてだ。以前、インドネシアのロンボク島に小さなプロペラ機で着陸した時にも拍手が巻き起こったっけ。これもちょっとした共同体意識だろうか。ちょいとはしゃぎ過ぎてやかましい、やたらと男前で余計に腹立たしい白人の若者たちも一瞬仲間に思えるから不思議だ。

 夕方5時くらいに着いたロッジではサミーやマヌエルなんかと久しぶりの再会を喜ぶ。思えばここに来るのはもう6度目、メキシコは9度目だ。まずい米の味さえ懐かしい。

 無理を言ってちょっとだけボートを出してもらう。水位は5年ほど前の4月に来た時と同じくらい低い。最近のエルサルトは下流の農業地が増えたせいで、以前より水位が低くなる傾向にある。

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 ガイドは初めてここへ来た時に会ったことのあるペドロ。彼は英語が達者でやりやすいが、明石はボートポジションやなんかに不満げ。テラピア漁のネットがびっしりあるのも気になる。一時間ほどの釣りの結果は俺が小さいのを1本釣ったのみだった。なかなか幸先は悪い。

 明日はファビアーノとマヌエルをガイドにリクエストした。果たして・・・。
  • (2010-03-18 12:45:19)
LA 2
10/03/16/Tue.

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 LAに来ると不思議と歩く。ほとんど無計画だから仕方ないとは言え、それにしてもよく歩く。

 まずはローディアムのフリーマーケットへ。ここは平日でも開催していて、お店も曜日によって入れ替わるのだそう。売る側も買う側もほぼチカーノと黒人である。正真正銘のガラクタからフェイクTee、果物、豆、工具、車の部品・・・なんでもござれ。

 ただ、あまり気になるモノがない。それにそれを探し出す気力もなく、早々に後にする。

 この辺はタクシーなんてものがまるで見当たらず、タコス屋のおばちゃんに嫌な顔をされつつ、なんとかタクシーを呼んでもらい、空港を挟んで反対方面へ向かう。

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Harvest Moon

 アボットキニーブルバードあたりからベニスビーチ、そしてサンタモニカ周辺を散策。とは言うものの、これが梅田から難波くらいはありそうな結構な距離で、時差ぼけの三人には最終的になかなか辛かった。

 とあるアウトドアショップでニール・ヤングの「ハーベスト・ムーン」がかかり、なんだかほっとする。そう言えばこの間の日曜日、箕面のショッピングモールで「トゥナイツ・ザ・ナイト」が流れて、こちらはシャウトするニール・ヤングに妙な違和感があった。

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 サンタモニカで寿司を食ってホテルへ戻る。

 帰りのタクシーの運ちゃんはLAにやって来て4年のアルメニア人。そう言えば初めてのメキシコ遠征の帰りに寄ったサンタモニカで拾ったタクシーの運ちゃんもアルメニア人だった。経験だけで言うならば、LAのタクシーの運ちゃんにアメリカ生まれはほぼいない。

 生涯二人目のアルメニア人にアルメニアの場所を聞いてみる。トルコの北、ロシアの南だそうだ。「とてもいいところだ」と言う彼の言葉は本当だろうが、何だかたいへんそうな地域ではある。

 さて、いよいよ明日はメキシコ入り。
  • (2010-03-17 14:48:27)
LA
10/03/16/Tue.

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 関空へ向けて奥さんの車を運転する道中(送ってもらう時も、どういうわけか運転するのは俺と決まっている)、FMラジオはジョニー・B・グッドを鳴らした。ご機嫌なチャック・ベリーはのぞむところだ。あまり聴かないしあまりおもしろくない(という点ではある種の興味がなくはないけれど、長く聴くのは苦痛である)種類の音楽を流すことが仕事のFMラジオだけれど、たまには粋なことをする。

 成田経由でLAに向かうが、今回のデルタは関空から国際線扱いとなっていて、関空で既に荷物の検査やパスポートのチェックがある。デルタに乗るのは初めてだ。

 たばこを止めて以来、飛行機は嫌いではない。特に海外便のように比較的長い飛行の場合には、少々狭くて不自由な空間ですが、どうせいっしょに過ごすならなんとかうまく仲良くやりましょうよ、といった人種を越えた共同体意識のようなものはむしろ好きだ。

 ただし、ケツは痛い。それにデルタの場合、JALやANAにはあるパーソナルTVがないのは困る。毎回楽しみにしている映画ははるか遠くの画面に映されていて、しかも(あたりまえだが)字幕がない。これじゃ観る気になれない。

 しかたがないので本を読む。もしくは寝る。もしくは食べる(まずまずおいしい。JALよりもうまいかもしれない)。ま、しかし、それもよし。普段まるで進まない読書が飛躍的に進む。

 今回の旅のお供は椎名誠の「ひとつ目女」(他数冊)。アマゾンで中古を見つけて注文したら、本自体に何か不備があったらしく(見た目には今のところその不備は見当たらない)、支払ったのは送料だけだった。つまりただ。

 氏のSF世界は妙チキリンな未来生物やごちゃごちゃ猥雑な有機的人工物のオンパレード、それからユニーク過ぎる人物像が魅力である。

 LAに着くと、玉井と明石を待つべく、コリアンとJALのアライバルゲートへ荷物を押して向かう。さすがにこちらは暖かく、眠たいけれども少し気分がいい。暇なのでソファに座って文章を書いてみる。さて、今日の午後からはどうしようか。
  • (2010-03-17 05:15:16)
Irumote 2009
09/10/13/Tue.

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 何だかどうでも良くなってしまう、決して捨て鉢ではない、言わばスローな心持ちと、一刻一刻をどうしても楽しみたい、そんなはやる気持ちがないまぜとなって脳内麻薬を分泌し、浮き世離れした浮遊感を旅はもたらす。その感覚が病み付きとなってまたしても出かけるのだ。

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 ただ、それが醒めるか醒めまいかのボーダーラインには、余韻をともなったとてつもなく大きな虚脱感が横たわっていて、気持ちを現実に戻すのにひと苦労する。

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Ry Cooder - Show Time

 それは許されない相手との逢瀬にも似た感覚なのかもしれない、なんてふと思ったのは、決して俺が不倫をしているからではなくて、うちの奥さんとの空港からの帰り道、ライ・クーダーの「The Dark End Of The Street」が流れたから。かの曲はそういう恋を実にシンプルに、しかし情感豊かに歌う、涙チョチョ切れそうに切ない名曲なのだ。不倫を歌う曲であるというのは、調べて初めて知ったのだけれど、そんなこととは関係なく、今の気分にタイミング良くフィットしてしまう、寂しさと郷愁をもたらす曲でもある。

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 西表島に十数年通って二度目の由布島観光で気づいたことがあった。

 水牛車の上で年配の御者が三線を弾きつつ歌う歌、バッドチューニングなのである、三線も歌も。なんせ牛車の上の棚に無造作に置かれた三線をやおら取り出して、まるで調弦もせずに弾き出すのだから無理もないのである。これは音楽をやる者にとっては最初、多少の不快感をともなうのかもしれない。

 俺も同様で「チューニングくらいしたらいいのに」と最初は思った。わざとであると思うのは勘ぐり過ぎかもしれないけれど、ある程度確信犯ではないかという気がしないでもないし、少なくとも俺はこれで、いやむしろ「これが」いいのだと思った。

 上手過ぎると良くないのである。このいい加減であやふやな感じが絶妙なのだ。沖縄で伝統的に、しかし現在進行形で歌われる民謡が黒人のブルースと同じであると感じるのはそこに共通項があるからである。

 前にひこさんの歌を聴いた時に思った。三線も歌も一音一音、とつとつと弾かれ、その人の味が滲み出る。そうでなければ下手ということで、正確だからと言って上手いということでは決してない。そしてそれは生活に根付いている。

 そんなスローな空気がこの島には渦巻いていて、そして家々も人々もある種閉鎖的ではあるけれども、ある種大いに開けっぴろげで繋がっていて優しいのである。豊かで厳しい自然がそうさせるのでしょうか。とにもかくにも人を虜にさせる場所だ、西表島は。

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P.S. 今回、俺とうちの奥さんが世話になったのはOne Oceanのヨウイチと奥方のノブ、そしてひとり息子のイチ。去年建った新居の一角にはノブが営む「なかゆくい」というカフェがある。「なかゆくい」とは沖縄の言葉で「ひとやすみ」である。お昼過ぎから数時間しか開けていないものの、西表島に行ったらぜひ寄ってみるがよろし。スローな空気とお茶と上の写真のような絶景が味わえる。
  • (2009-10-14 01:34:47)
晩飯
09/10/12/Mon.

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 夕べの「はてるま」は流石にめちゃめちゃ旨かったけれど、今日の晩飯も負けていないのである。

 帰阪前日の今日は今回の滞在で一番の天気、とは言え、かろうじて青空が申し訳程度に覗く程度だけれども、とにもかくにも昨日の憂さを晴らすべくワンオーシャン号で海に繰り出したのだ。

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 午前中はGood Diveでウエットスーツをお借りしてシュノーケリング、午後はリーフで食材釣り。西表の海は出るだけで、ほんとに気持ちが良い。天気が良ければもっといいなんてことは、今回は言うまい。半ば諦めていたのだから、曇り空は御の字だ。

 晩飯前には今回ゆっくりと寄れなかった、やまびこ農園主ひこさんちに顔見せにお邪魔する。ひこさんとよしこさんと愛犬2匹が歓迎してくれた。穫れたての猪肉と野菜をいただき、次回ゆっくりの再会を約束しておいとました。

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 さて晩飯。みんなで調達したミーバイにアミメフエダイ、アオリイカが、One Ocean夫婦の料理で食卓に並ぶ。それにひこさんにいただいた猪肉の刺身(?! 島の猪は生でも食べられるのだ)も。いつもながら豪華絢爛なのであった。

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 残念ながら今回の滞在は短くて明日は帰阪。次はもう少しゆっくり来るつもりだ。
  • (2009-10-12 21:35:54)
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